標題の件について、日本協会よりご報告がありますので、お知らせいたします。
東北地方太平洋沖地震でお亡くなりになられた方々の
ご冥福をお祈り申し上げます。
また、被災された多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。
★会員の皆様ご自身の状況はいかがでしょうか。
★被災地の仲間の被災状況および支援を必要とすることがあればお知ら
せください。
★会員の皆様が担当していらっしゃる利用者さんはご無事でしょうか?
特に被害の大きかった地域では、会員様ご自身も大変な状況にあること
と思います。
甚大な被害が発生していますので、状況に応じて下記について考慮をお
願いいたします。
○利用者さんの状況把握、一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯、要介
護3以上の利用者等優先順位の高い利用者から安否の確認や避難場所
の確認。
○医療依存度の高い利用者への調整・対応。
○主治医に連絡がつかない場合は、指定避難所の救護所中心に活動をし
ているDMAT(災害派遣医療チーム)、赤十字、医療ボランティア等と
連携をとりましょう。
○利用者宅が被災し、一般避難所では生活ができない場合の対応につい
て、福祉避難所が設置されている場合はそこへの入所調整、設置され
ていない場合には、設置の申し入れが必要でしょう。
○過去の災害では、避難所にいる要援護者の方は必要な支援に関する相
談がしにくく、避難所の責任者や市町村側も避難所における要援護者
のニーズ(必要な支援)の把握が不十分となる傾向がありました。そ
のため、地域の中で、介護支援専門員の皆様の役割は重要といえます。
○当協会としては、会員の皆様および要介護者の皆様に関する災害状況
を把握したいと思います。大変な状況の中、恐縮ですが、利用者の生
活を継続する上で何が不足しているのか、業務を進める上で妨げにな
ること等があれば、情報をお知らせ下さい。現場の情報を整理して、
関係省庁・関係機関との調整を行い、その上でしかるべき対応をさせ
て頂きます。
★厚生労働省より都道府県、市町村、中核市に対して、被災した要介護
者等への対応についての事務連絡(3月11日付)が発出されています。
全文は当協会ホームページでご確認下さい。
↓
http://www.jcma.or.jp/images/kouseirodosyo.pdf
(以下抜粋)
○居宅サービスは居宅において介護を受けるものとしておりますが、自
宅以外の場所(避難所や避難先の家庭、旅館等)で生活している場合
でも必要なサービスを受けられるよう、保険者である市町村において
は、介護サービス事業者や居宅介護支援事業者等に協力を依頼するな
ど柔軟な対応をお願い致します。
○介護保険施設、短期入所生活介護、短期入所療養介護、小規模多機能
型居宅介護、認知症対応型共同生活介護、通所介護及び通所リハビリ
テーションについては、災害等による定員超過利用が認められている
ところです。その際の介護報酬、人員、施設・設備及び運営基準など
については柔軟な取扱を可能としますので、対応をお願いいたします。
また、特定施設入居者生活介護についても同様の取扱と致します。
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■日本介護支援専門員協会 災害対策本部
info@jcma.or.jp 電話.03-3518-0777 FAX.03-3518-0778
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※当協会では、3月5日に災害対策訓練を実施したばかりでした。事務
局のある東京都千代田区も震度5強を観測して、大きく揺れました。
一時はメールも含み、非常に連絡が取りにくい状態にありましたが、
現在はほぼ復旧しております。
※しばらくは余震も続くと思われます。避難先でのエコノミー症候群
等の二次的被害が発生しないように、予防できることは対処しまし
ょう。
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